万能すぎる!全身を洗える「マジックソープ」を試してみた。
風呂場の棚に、シャンプー、コンディショナー、ボディソープ、洗顔料が並んでいる。毎朝そこを開けるたび、置き場所が足りないなと思っていた。数が増えるほど、どれが残っているのか分からなくなる。
これを一本にまとめられたら、どれだけ楽だろうか。そう思って試したのが、植物由来の液体石けんだ。髪も体も顔も洗えると書いてあり、値段も手頃だった。この記事では、実際に使ってみた感想を、用途ごとに分けて書いている。
結論からいうと、全部を一本で済ませるのは難しかった。ただ、使い方を分ければ十分に使える。良い点も悪い点も、そのまま残しておきたい。
ボトルを減らしたかった
一人暮らしの風呂場は、思ったより収納が少ない。棚が二段しかなく、ボトルを並べるとすぐにいっぱいになる。詰め替えて小さくする方法もあるが、手間が増えるだけだ。
数が減れば、掃除も楽になる。棚の隅に溜まるぬめりも、ボトルが多いほど手が届かない。まず物を減らしてから、掃除のしやすい状態をつくりたかった。
一本で全身を洗う
この石けんは、髪、体、顔に使えると書かれている。さらに食器や洗濯にも使えるという説明があり、最初は半信半疑だった。洗剤として成立するなら、成分はかなり単純なのだろうと想像した。
実際に試すと、泡立ちは問題なかった。スポンジやネットを使えば、少量でもしっかり泡になる。液体の粘度は低く、水のようにさらさらしている。出すときに勢いがつくので、手のひらで受けるほうがいい。
原料は植物由来
主な原料は、ヤシ油、オリーブ油、ヘンプ油、ホホバ油。合成の着色料は使われていないという説明だった。成分の全部を理解しているわけではないが、表示が単純なのは安心できる。
香りは精油でつけられている。だから同じ植物由来でも、においの感じ方は人によって違う。強い香りが苦手な人は、無香料に近いものを選んだほうがいい。
香りは十一種類
全部で十一種類の香りがあった。ペパーミント、ラベンダー、シトラスオレンジ、ティートゥリー、グリーンティ、アーモンド、ユーカリ、ローズ、チェリーブロッサム、サンダルウッドとジャスミン、そしてベビーマイルド。
色もそれぞれ違っていて、棚に並べると見分けやすい。初めてなら、いきなり大きいサイズを買わないほうがいい。香りが合わなかったときに、使い切るのが苦しくなる。
名前だけでは匂いの想像がつかないものもある。チェリーブロッサムやローズは、甘いのか軽いのか分からなかった。結局、無難な名前のものを選んで正解だったと思っている。
ベビーマイルドを選んだ
自分の選んだのは、水色のベビーマイルドだった。無香料に近いという説明だったが、実際には少し香りがある。オリーブ油に、ナッツを少し足したような、やわらかい匂いだ。
強い香りが苦手なので、これは正解だった。風呂上がりに残る匂いも控えめで、枕まで香ることはない。家族で使うなら、この香りが一番無難だと思う。
シャンプーとしては物足りない
髪を洗ってみると、泡はしっかり立つ。洗っている最中は問題ない。だが、流したあとに髪がきしむ。指通りが悪くなり、乾かすと広がった。洗浄力が高すぎるのだと思う。
洗い流さないトリートメントを使っても、油分が足りなかった。短い髪ならぎりぎり使えるかもしれないが、長い髪には厳しい。ボトルを減らしたい人以外には、普通のシャンプーをおすすめしたい。
髪がきしむ理由
余分な油をしっかり落とすぶん、髪に必要な油まで落ちてしまうのだろう。洗浄力の高さは、体には良いが、髪には強すぎる。同じ石けんで、向き不向きがはっきり分かれた。
どうしても使いたい場合は、洗ったあとに少しだけオイルをつける。それで多少は落ち着いた。手間を考えると、髪だけ別のものを使うほうが合理的だと思う。
ボディソープとしては満点
体を洗う用途では、まったく問題がなかった。泡立ちがよく、流したあとがさっぱりしている。肌がつっぱる感じもなく、毎日使っても負担にならない。
背中や胸のべたつきが気になる季節でも、洗い上がりが軽い。香料が強いものだと、汗と混ざっていやな匂いになることがあるが、これにはそれがなかった。
洗顔にも使える
顔を洗うと、余分な油がすっきり落ちる。洗ったあとの肌は、つるっとした感触になる。男性向けの洗顔料にありがちな、強く冷たい清涼感がないのも良かった。
ただし、人によっては刺激を感じる。原液のまま顔に使うと、少しぴりっとすることがあった。敏感な人は、泡立ててから使うか、水で薄めたほうが安全だ。
洗顔に使うときは、ぬるま湯で流す。熱いお湯だと、皮脂が落ちすぎてつっぱる。洗ったあとは、すぐに保湿する。石けんだけで終わらせないほうが、肌の調子は安定した。
刺激を感じたら薄める
最初の数日は、原液をそのまま使っていた。すると頬のあたりが少し赤くなった。濃度が高すぎたのだと思う。水を加えて薄めると、同じ石けんでも刺激が減った。
肌の状態は日によって変わる。調子が悪い日は薄め、元気な日は普通に使う。臨機応変に変えられるのが、液体のいいところだ。泡立ての量でも調整できる。
食器や洗濯にも
食器洗いに使うと、油汚れはよく落ちた。ただし泡切れが早いので、量は多めに要る。洗濯は、少量を入れるだけで汗の匂いが消えた。洗剤の買い足しが減ったのは助かった。
歯磨きにも使えると書いてあったが、そこまでは試していない。口に入れるものなので、抵抗があった。何でも試す必要はないし、使わない用途があってもいいと思う。
掃除に使うと、洗剤の匂いが残らないのがいい。台所の拭き掃除に薄めて使い、そのまま流せる。専用の洗剤を何本も揃えるより、置き場所がすっきりした。
詰め替えと持ち運び
大きいボトルは、詰め替えて使うこともできる。小さな容器に入れて、旅行や帰省に持っていくと便利だ。液体なので、電車の揺れで漏れないように、ふたの硬いものを選びたい。
ただ、粘度が低いので注ぎにくい。勢いよく出すと飛び散る。少し傾けて、ゆっくり入れる。容器の口が広いもののほうが、結果的に早く済んだ。
家族や同居で使うなら
誰かと住んでいる場合、香りの好みが分かれることがある。強い香りのものを共有すると、苦手な人が使いにくくなる。無香料に近いものを選ぶか、用途ごとに分けたほうが揉めない。
体を洗うものは共有しやすいが、顔に使うものは人によって合わない。同じボトルを一緒に使うより、洗面台と風呂場で分けるくらいの距離感がちょうどよかった。
用途ごとの評価
| 項目 | 特徴 | ポイント |
|---|---|---|
| シャンプー | 洗浄力が強い | 髪には別のものを使う |
| ボディソープ | さっぱり洗える | 泡立てて使う |
| 洗顔 | 油をよく落とす | 敏感なら薄める |
| 食器洗い | 油汚れに効く | 量は多めに使う |
| 洗濯 | 匂いが残りにくい | 少量から試す |
| 香り | 十一種類から選べる | 小さいサイズで確認する |
こうして見ると、体と顔には向いていて、髪には向いていない。万能という言葉は、全てに最適という意味ではない。使う場所を選べば、十分に便利な道具だ。
向く人と向かない人
- 風呂場のボトルを減らしたい人。
- 植物由来の成分を選びたい人。
- 香りが控えめなものを探している人。
- 体のべたつきが気になる人。
- 髪のきしみが気にならない短髪の人。
- 用途を分けて使える人。
逆に、髪の手入れに時間をかけたい人には向かない。香りを楽しみたい人も、物足りなく感じるかもしれない。何を優先するかで、評価は変わる。
ボトルを減らして分かったこと
結局、髪用のシャンプーは別に残した。完全に一本にはできなかったが、ボディソープと洗顔料は減らせた。棚が少し広くなっただけで、風呂場の印象が変わった。
物を減らすと、管理するものが減る。残量を気にするボトルが一つ消えるだけで、地味に楽になる。全部を一つにまとめる必要はなく、減らせるところから減らせばいい。
買う前に、自分の使い方を一度書き出してみるといい。髪、体、顔、洗濯。どこまで一本で賄いたいのかが決まれば、サイズも選びやすくなる。
まとめ
万能という言葉につられて買ったが、実際は得意不得意がはっきりしていた。体と顔には良く、髪には厳しい。その偏りを知ってからは、気楽に使えている。
肌に合うかどうかは個人差が大きい。まずは小さいサイズを買って、一週間ほど試すのがいい。合わなければ、洗濯や掃除に回せば無駄にならない。
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