10秒でシワ伸ばし!ティファールの衣類スチーマーはズボラ男子必携アイテムだ。
スーツを着て電車に乗ると、必ずどこかにシワができる。座っている時間が長い日は、背中と膝の裏がひどい。家に帰って脱いだとき、そのシワを見て毎回ため息をついていた。
アイロンをかければいいのだが、アイロン台を出して、コードを伸ばして、また片付ける。十分以上かかる作業を、疲れた夜にやる気にはなれない。そこで、ハンガーに掛けたままシワを伸ばせる衣類スチーマーを買ってみた。
この記事では、使ってみて分かった得意なことと、苦手なことを書いている。便利さだけを書く記事が多いが、実際には向き不向きがあった。そこも含めて残しておきたい。
スーツのシワは避けられない
どれだけ気をつけても、スーツにはシワができる。背中、腕の内側、パンツの膝の裏。座る、立つ、歩くという動作のたびに、同じ場所に負担がかかっている。
クリーニングに出すほどの汚れではないが、そのまま着るのは気になる。この中間の状態が、一番扱いに困る。部分的なシワだけを、短時間でどうにかしたい。それが、この道具を買った理由だった。
クリーニングは月に一度と決めているので、その間の見た目は自分で管理するしかない。特に人と会う日の前は、袖と胸元を必ず確認する。ここが整っているだけで、同じ服でも印象が違う。
アイロンを出すのが面倒
アイロンが苦手なわけではない。面倒なのは準備と片付けだ。台を出し、水を入れ、温度が上がるのを待ち、終わったら冷ましてからしまう。この一連が、平日の夜には重い。
特に、一着のジャケットの背中だけを伸ばしたいときに、この手間は見合わない。作業そのものより、周辺の手間のほうが大きい。道具は、そこを減らしてくれるものを選ぶべきだと思った。
衣類スチーマーという選択
衣類スチーマーは、高温の蒸気を当ててシワを伸ばす道具だ。ハンガーに掛けたまま使えるので、台が要らない。コードを差して、水を入れて、少し待つだけで使える。
アイロンの代わりになるかというと、そうではない。プレスする力がないので、深い折り目は戻らない。ただ、日常でできるシワの大半は、これで足りる。用途を分けて考えれば、十分に使える道具だった。
箱を開けて分かったこと
同梱されていたのは、本体のほかに、ヘッドカバー、ブラシのアタッチメント、ドアに掛けるフック。カバーは通常のシワ伸ばしに使い、ブラシは埃を落としながら当てるときに使う。
ドアフックがあると、ハンガーを掛ける場所に困らない。賃貸の部屋だと、物を掛ける場所が限られている。地味だが、この付属品はよく使っている。
水を入れて待つ
背面のタンクを外して水を入れる。容量は二百ミリリットルで、何度も補充しなくて済む。一度入れると、スーツ一式なら余裕で足りた。
電源を入れてから蒸気が出るまで、四十秒から五十秒ほど。歯を磨いている間に準備が終わる程度の時間だ。待たされている感覚は、ほとんどなかった。
水は、浄水器を通したものを使っている。水道水でも問題ないと書かれていたが、気になる人は一度確認したほうがいい。使い切ってから補充するほうが、衛生的にも安心だ。
ジャケットの背中
一番よく使うのは、ジャケットの背中だ。ハンガーに掛けたまま、上から下へ当てていく。蒸気が当たった部分から、シワが消えていくのが見える。
背中全体を伸ばすのに、十秒もかからなかった。当てるだけで戻るので、力を入れる必要がない。アイロンだと難しい、丸みのある部分にも届くのがいい。
当てるときは、生地を軽く引っ張りながらやる。張りを持たせたほうが、蒸気が繊維に入りやすい。ボタンのまわりは避けて、裏地側から当てると安全だった。
パンツの膝裏
パンツの膝の裏も、同じように当てる。両足で十秒ほど。ここが伸びるだけで、ズボン全体の印象が変わる。膝が出ていると、どうしても疲れて見える。
裾の折り目は、スチーマーでは作れない。折り目をつけたいときは、アイロンを使う。全部を一つの道具で済ませようとしないほうが、結果的にきれいになる。
綿のシャツでは苦戦
私服のシャツでも試したが、こちらはうまくいかなかった。綿百パーセントで張りのある生地は、深いシワが残る。右半分だけ当てて比べたが、差がはっきり分かるほどではなかった。
素材によって得意不得意があると分かってからは、無理に使わないようにした。綿のシャツはアイロン、スーツや薄手の素材はスチーマー。使い分けたほうが、時間も短くなる。
ただ、綿でも薄手のものはある程度戻る。厚さと織り方で変わると感じた。手持ちの服で一度試して、自分なりの線引きを作るのが早いと思う。
素材による向き不向き
ウールや化学繊維は、驚くほど簡単に伸びる。スーツが楽だと感じるのは、素材の力が大きい。逆に、厚手の綿や麻は、蒸気だけでは戻りにくい。
買う前に、自分の服の素材を確認しておくといい。スーツが多い人には向いているし、シャツを毎日着る人には物足りないかもしれない。目的がはっきりしている人ほど、満足度は高いと思う。
重さが気になるところ
本体は九百グラムほどある。片手で持って使うので、長い時間当てていると腕が疲れる。ジャケット一枚なら問題ないが、シャツを何枚もやるとなると厳しい。
女性が片手で使うと、一分ほどで休みたくなる重さだと思う。両手で持てる形ではないので、そこは割り切るしかない。軽さを優先するなら、他の選択肢を探したほうがいい。
コードは想像より長く、部屋の端からでも届いた。延長コードを使わずに済むのは助かる。収納のときに邪魔になるので、まとめるための留め具があると便利だと思う。
立ち上がりの速さ
電源を入れてから使えるまでの速さは、この道具の大きな利点だ。四十秒から五十秒で蒸気が出るので、思いついたときにすぐ使える。習慣にするなら、この速さが効く。
継続の邪魔になるのは、たいてい「始めるまでの手間」だ。準備が一分以内で終わると、汚れやシワに気づいた時点で動ける。後回しにしないで済む。
他のモデルとの比較
買う前に、大手家電メーカーの衣類スチーマーとも比べた。違いは、アイロンのようにプレスして使えるかどうか。相手はアイロン台の上で押し当てる使い方にも対応している。
スチーマーとしての蒸気の量は、このモデルのほうが多い。ハンガーに掛けたまま一気に伸ばすなら、こちらが向いている。何を優先するかで、選ぶものが変わってくる。
どちらを選ぶか
- アイロンも兼ねたいならプレスできるモデル。
- 蒸気の量を重視するならこのモデル。
- スーツが多いならスチーマー単体で足りる。
- シャツが多いならアイロンが必要。
- 収納場所が狭いなら小型のもの。
- 両方持つなら役割を分ける。
自分はアイロンを持っていたので、スチーマーを足す選び方にした。一つで全部を賄おうとすると、どちらも中途半端になる。二つを並べて置くほうが、結局は楽だった。
使う場面
| 項目 | 特徴 | ポイント |
|---|---|---|
| 立ち上がり | 四十秒から五十秒 | 準備が少なくて済む |
| タンク | 二百ミリリットル | スーツ一式なら足りる |
| 本体の重さ | 九百グラムほど | 長く持つと腕が疲れる |
| 向く素材 | ウールや化学繊維 | スーツや薄手の服に |
| 苦手な素材 | 厚手の綿や麻 | アイロンと使い分ける |
| 付属品 | カバーとブラシとフック | ドアに掛けて使える |
表にすると、できることとできないことがはっきりする。万能ではないが、日常のシワの大半はこれで足りる。苦手な部分をアイロンに任せれば、作業時間は確実に短くなった。
手入れと保管
使い終わったら、タンクの水を捨てる。残したままにすると、においの原因になることがある。完全に冷めてから、水を抜いて乾かす。この手間だけは省かないようにしている。
収納は、クローゼットの隅に立てている。コードをまとめておけば、次に出すときも困らない。使う場所としまう場所が近いと、自然と使う回数が増える。
週に一度、まとめて服を見直す日にしている。ハンガーに掛けた状態で傷みがないか確認し、気になる部分にだけ蒸気を当てる。この習慣で、朝に慌てることが減った。
まとめ
衣類スチーマーは、アイロンの代わりにはならない。けれど、スーツのシワを十秒で伸ばせるのは、想像以上に快適だった。毎日の小さなストレスが、一つ減った感覚がある。
向き不向きがはっきりしている道具なので、買う前に自分の服を思い出してほしい。スーツや薄手の服が多いなら、選択肢に入る。綿のシャツばかりなら、まずアイロンを整えるほうが先だと思う。
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