無印のデニムテーパードパンツが、メンズに超おすすめな3つの理由
デニムは何本か持っているが、しっくりくるものは少ない。細すぎると窮屈で、太すぎるとだらしなく見える。値段も幅があるので、失敗すると痛い。そんなときに試着だけのつもりで手に取ったのが、無印良品のテーパードデニムだった。
結論から言うと、いま持っているデニムのなかでいちばん出番が多い。特別に高級なわけではない。ただ、太さの加減と丈の直しやすさが、自分の体型に合っていた。
良い点だけでなく、気になった点も書いておく。買う前に知っておけば、失敗は減るはずだ。
試着して驚いた
店頭でなんとなく手に取って、試着室に入った。穿いた瞬間に、思っていたよりもしっかりした生地だと思った。安いデニムにありがちな、ぺらぺらした感じがない。
鏡を見て、まずシルエットに驚いた。脚の線がまっすぐ見える。太ももが張って見えないのに、窮屈でもない。この加減がなかなかない。
そのまま買って帰った。帰り道に、もっと早く試着すればよかったと思った。値段を見て敬遠していたのが、もったいなかった。
値段の話
税込みで3,980円だった。デニムとしては安いほうだと思う。しかも買ったのは、無印良品週間という割引の時期で、そこからさらに一割引かれた。
結果として3,500円ちょっとで買えた。この値段でこの穿き心地なら、文句はない。何本か持って、気分で替えることもできる。
安いからといって、縫製が雑というわけではなかった。糸の始末もきれいで、ポケットの形も崩れていない。長く穿けそうだと思った。
高いラインとの違い
無印良品には、ジャパンデニムという高いラインもある。こちらは一万円から一万五千円ほどで、生地の質にこだわったものらしい。
正直に言うと、違いはよく分からない。穿き比べれば分かるのかもしれないが、普段使いならこの安いほうで十分だと思った。
こだわりがある人や、デニムを育てるように穿きたい人なら、高いほうを選ぶ意味はある。ただ、毎日のように穿いて洗うなら、気軽なほうがいい。
シルエットがきれい
このデニムは、足首に向かって細くなるテーパードの形をしている。太ももは細すぎず、ふくらはぎから下がすっきりする。
足元が細いと、全体が縦に見える。身長が高く見える効果は、たぶんある。実際、写真に写ったときのバランスが前より良くなった。
テーパードは形がはっきりしているぶん、丈が合っていないと台無しになる。そこだけは注意が必要だ。次の項目で書いておく。
丈は必ず直す
このデニムは、かなり丈が長い。モデルのような体型でない限り、そのままでは裾が余る。余った丈がたまると、きれいな形が消えてしまう。
店頭で裾上げを頼めるので、必ずお願いしたほうがいい。自分はくるぶしの骨のあたりに合わせてもらった。靴を履いたときに、ちょうど足首が見える長さだ。
裾上げには少し時間がかかる。当日に持ち帰れないこともあるので、急いでいるときは注意が必要だ。買う予定があるなら、時間に余裕を持っていったほうがいい。
ユニクロとの比較
安いテーパードデニムというと、まずユニクロが思い浮かぶ。自分も何本か穿いてきた。悪くないが、サイズ感が両極端だと感じていた。
スキニーフィットのほうは、細くて形はきれいだが、とにかく窮屈。特に股上が浅く、座ると気になる。ルーズフィットのほうは逆にゆるく、きれいに穿きたい自分には合わなかった。
| 項目 | 特徴 | 自分に合ったか |
|---|---|---|
| 無印のテーパード | 太すぎず細すぎず | いちばん合っていた |
| スキニーテーパード | 細いが股上が浅い | 座ると気になる |
| ルーズフィット | ゆったりした形 | きれいに見えない |
| ジャパンデニム | 値段が高く質が良い | 普段使いには過剰 |
| 裾上げ | 店頭で長さを調整できる | 必須だと思った |
| 価格 | 税込み3,980円 | 失敗しても痛くない |
並べてみると、無印の立ち位置がはっきりする。細くも太くもない、中間を狙った形だ。この「ちょうどよさ」が、自分には効いた。
股上の余裕
股上が浅いデニムは、座ったときに気になる。この点、無印のものは余裕がある。立っていても座っても、締めつけられる感じがない。
ただ、ゆるすぎるわけではない。腰回りは程よくフィットしていて、下がってくることもない。ベルトをしなくても穿けるくらいだ。
股上の深さは、好みが分かれるところだと思う。浅いほうが好きな人には、少し物足りないかもしれない。自分は深いほうが楽なので、合っていた。
生地の伸縮
ストレッチの入ったデニムなので、動きやすい。自転車に乗っても突っ張らないし、階段の上り下りも楽だ。硬いデニムに慣れていると、最初は少し頼りなく感じる。
ただ、伸びるぶん、穿いているうちに膝が出やすい。一日中座っていると、膝の部分に跡が残る。洗濯すれば戻るが、完全には消えない。
伸縮があるので、サイズ選びは少し小さめでも入る。ただ、小さすぎると伸びたときに形が崩れる。普段のサイズを選ぶのが無難だ。
サイズの選び方
自分は29インチを選んだ。表示には73.5センチとあり、普段のサイズとほぼ同じだ。試着したうえで、違和感のないものを選んだ。
ウエストは、指が一本入るくらいの余裕がある。きつく締めつけるより、少しゆるいほうが楽だ。ベルトで調整できるので、そこは融通が利く。
通販で買うなら、サイズ表をよく見たほうがいい。同じ表記でも、形によって寸法が違う。できれば一度店で試着して、自分の寸法を覚えておくといい。
色と合わせ方
色はインディゴを選んだ。濃すぎず薄すぎず、合わせやすい。白いシャツにも、黒いトップスにも合う。迷ったらこの色で間違いない。
上は、ぴったりしすぎないものを合わせている。デニムが細いので、上をゆるくすると形のバランスが取れる。逆に上も細いと、全体が窮屈に見える。
靴は、スニーカーでも革靴でも合う。裾が短めなので、足元が見えて軽くなる。この軽さが、このデニムのいちばんの取り柄だと思う。
合わせ方で迷ったときは、次の四つを決めるようにしている。
- 上はぴったりしすぎないものを選ぶ。
- 色は三色までに抑える。
- 靴は足首が見えるものを合わせる。
- ベルトは目立たない色にする。
- 上着は短めの丈にすると収まる。
- 小物は一つだけ足す。
ルールにすると窮屈だが、迷う時間は減る。毎朝の支度が少し楽になった。
洗濯と色落ち
最初の何回かは、色が出る。白いものと一緒に洗うと移るので、分けたほうがいい。自分は最初の数回、単独で洗った。
洗濯のあとは、形を整えて陰干しにしている。直射日光に当てると、色が飛びやすい。裏返して干すと、さらに持ちがいい。
乾燥機は使っていない。ストレッチの入った生地は、熱で傷みやすいと聞く。実際に試したわけではないが、避けておくに越したことはない。
季節を問わず穿ける
真夏はさすがに暑いが、それ以外の季節は困らない。春と秋はこれ一枚でちょうどよく、冬は下にタイツを入れれば対応できる。
生地が薄すぎないので、冬でも寒々しく見えない。逆に真夏は、汗で張りつく感じがある。季節を選ぶアイテムだとは思う。
一年のうち三分の二は穿ける計算になる。値段を考えれば、十分に働いてくれている。安い買い物だった。
傷みやすいところ
穿き続けて気づいたのは、ポケットの口が擦れること。財布を出し入れするうちに、少しずつ色が薄くなる。これは避けられない。
股の部分も、擦れて薄くなりやすい。ストレッチが効いているぶん、負荷がかかる場所だ。気づいたときには白っぽくなっていた。
ただ、大きな破れには至っていない。縫製がしっかりしているので、多少の傷みでは形が崩れない。値段を考えれば、よく持っているほうだ。
買うなら割引の時期
無印良品週間という、全品一割引の時期がある。これを狙うと、数千円の買い物なら差は小さいが、気分的に得をする。
ただ、その時期は裾上げが混み合う。店にもよるが、仕上がりが遅くなることがある。急いでいるなら、通常の時期に買ったほうがいい。
在庫も動く。人気のサイズは売り切れることがあるので、目当てがあるなら早めに行ったほうが確実だ。安さだけを追うと、買えないこともある。
まとめ
このデニムは、太すぎず細すぎず、ちょうどいい形をしている。丈さえ直せば、毎日の一本になる。値段も手に取りやすい。
高級なデニムにこだわりがないなら、これを一本持っておけば困らない。逆に、生地の変化を楽しみたい人には向かない。
自分は、同じものを二本目として買い足すつもりでいる。それくらいには気に入っている。一度試着すれば、理由は分かるはずだ。